２／２０（水）静岡県行政書士会主催の平成３０年度第２回新入会員特別研修会に出席してきました（１）

　新入会員特別研修会に出席してきました。
　午前１０時から午後４時４５分までのおよそ１日がかりの研修でした。

　午前中は、行政書士の心構えに関するお話で、最初に静岡県行政書士会について所管する静岡県法務文書課より「コンプライアンスについて」のお話を伺い、その後も法令順守、品位保持についてのお話があり、要は"こんなことをしたら、こんな懲戒処分があるよ"みたいなことを聴きました。

　午後は、実務的な内容に入り、始めに各業務について研究している各委員会から、業務・講習会の紹介を受けました。
　続いて、先輩行政書士の方からの事務所運営に関する体験談を紹介いただきました。
　
　その後休憩をはさみ、いよいよ各業務ごとに分かれてのグループミーティングです。
　前半、後半に分かれており、１時間で移動して２つの業務を選択して参加することができました。

　前半は、「相続・成年後見業務」のグループミーティングに参加、最初に成年後見業務について、現状を聴きました。成年後見については、行政書士会と別組織の「コスモス」を設立、"成年後見人育成のための研修会及び研修修了者の名簿登録及び家庭裁判所への推薦等"を行っているとのことでした。
　成年後見人育成のための研修の募集は年に１回、平成３０年７月１日現在のコスモス静岡の会員数は６２名とのことでした。

　現在、成年後見人に指名されて業務を行っているのは５名程度とのことで、家庭裁判所において成年後見人としての行政書士の評価はまだまだ低いということでした。
　そのほとんどは弁護士、司法書士、社会福祉士なんですが、需要が増えている中で人材不足となってきており、今後行政書士に対する需要も増えるのではないかとのことでした。

　成年後見人をやってみたいと考えていますので、２０１８年度の研修には間に合わなかったので、"２０１９年度の研修は是非受講しよう"と思っています。

　グループミーティング参加者に公正証書遺言の作成及び遺言執行者を経験中の方がおり、遺言執行者は行政書士の立場ではなく、個人として関わっていくべきであるというようなアドバイスがありました。
　また、公正証書遺言についても公証人によっていうことが異なる場合があるので、法令順守で作成しておくことが大切であるとのアドバイスをいただきました。

　後半は、「入管・渉外家事・帰化」のグループミーティングに参加しましたが、大分長くなってきたので、後半については、次回で紹介していきたいと思います。

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