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2021年11月10日

音楽を楽しむためのオーディオにリニューアル?

我が家のオーディオ


 音楽ファンとして音楽に向き合うオーディオへのリニューアルができましたので、現在のオーディオ機材について、ちょっとご報告を。

 これまでは、オーディオマニアのスタンスで電源からアンプ、スピーカーと多様な機材を使ってきましたが、私も歳をとったせいか、維持するのが大変になり、純粋に音楽を楽しみたいと思うようになりました。
 
 そこで、CDプレーヤー、レコードプレーヤー、プリメインアンプのシンプルな構成に変更、使用する機材のお値段もかなりリーズナブルとなったので、音楽ファンの参考までにご紹介できればと思い、このブログを書いています。

 ことの発端は、アンプとレコードプレーヤーの故障、アンプは修理費のみで10万円以上と言われ、レコードプレーヤーについては、カートリッジの針交換が必要でしたが、針交換のみで20万円以上必要ということで断念し、買い替えを検討することとなりました。

ローテルRA1520


 そこで、まずプリメインアンプの選択、予算の都合上手頃な国産機を検討していましたが、デノン、マランツについては一長一短で好みに合わず、かといってラックスやアキュフェーズ、ましてや海外製品は手が出ない状況。

 そんな時に思い出したのが、ローテルというメーカー。日本のメーカーでありながら、海外で評価を受けているメーカーで、国内ではほとんど宣伝
をしておらず、知っている人はほんとに少ないと思います。

 製品のリニューアルまでの期間が長く、10年以上は変更がなく、長く使っていて型番が古くならないのが魅力的です。

 トレブルやバスなどのトーンコントロールがついたり、MMだけとはいえフォノイコライザー内臓など、作りはまさに日本製なんですが、重さ、大きさともに非常にコンパクトでこれで音が出るのかと思う人も多いのではないでしょうか?

 これまで、ローテルのアンプの音を聴いたことはなかったのですが、以前オーディオ店の店主から値段の割にいい音を聴かせてくれると聞いたことがあり、ネットでの評価を見ても悪くない様子。

 デノンの低域の過剰な響きや高域のふわっとした感じが好みでなく、また、マランツの高域の美音は良いのですが、低域の甘さが好みでない私としては、とにかく聞いてみようということで、検討を進めました。

 新品であれば実売価格10万円台前半、中古品を探すと8万円台であったので、中古品を購入、届いたものを見れば新古品のようで使用感で傷等は皆無、まさに掘り出し物でした。

 音出しをしてみると、見た目とは裏腹に、とにかくスピーカーに対するダンピングファクターが良く、低域も高域もしっかりと音を出してくれます。
 リニューアルを始めるときは、とにかく予算がないことから取り合えず音が出れば、と考えていましたが、がぜんやる気を出してしまいました。

 スピーカーとの相性から5セットあったスピーカーを2セットに絞り込み、スピーカーケーブルの検討を行いました。

ダリ ロイヤルメヌエットⅡ


モニターオーディオPL100


 バイワイヤリング接続のスピーカーとの相性が良かったこと、スピーカー端子がA、Bの2組があったので、最終的に2種類のスピーカーを残すことにしました。

 上の写真のスピーカーがダリ「ロイヤルメヌエットⅡ」、下の写真のスピーカーが「モニターオーディオPL100」です。いずれも発売後結構年数が経っており、中古でしか手に入りませんが、音楽を楽しむには非常に面白いスピーカーです。

 特に、ダリ「ロイヤルメヌエットⅡ」ですが、女性ボーカルの生々しさは後続機のメヌエットには継承されていないオンリーワンのスピーカーです。

 力のないアンプで鳴らすと、ボーカル帯域だけポッと浮かぶ感じの音になりますが、力のあるアンプで鳴らすと低域まできちっと雰囲気を出してくれます。現在、女性ボーカル及びレコード再生の際に力を発揮してくれています。

 PL100については、とにかくモニター系の音。低域もサイズに比べ良く伸びており、スピード感があるのが特徴です。高域側はリボンツイーターが担当、中域の音に艶が乗りやすく、スピーカーケーブルの選択に苦労しました。

 最終的には、スピーカーケーブルに単芯線を使用して中域の音の艶を抑えることに成功しましした。

 2組のスピーカーですが、アンプのスピーカー出力がA・B2系統あるので、それぞれA・B端子につないで、曲によって切り替えて楽しんでいます。


ブラデリウス フレアⅡ


 上記のCDプレーヤーは、長年愛用しているブラデリウスのフレアⅡ、コンパチブルプレーヤーで、現在も現役のため、使用継続中です。

 このセットで聴く音が、とてもシンプルな構成なんですが、とにかく音楽を聴くのが楽しい。眉間に縦皺を浮かべて聴く感じではなく、音云々を考えることなく純粋に音楽を楽しめるんです。

 ここまで来たので、たくさんストックしているレコードも活用しようということで、いよいよレコードプレーヤーの選択に入りました。
 
 予算が少ないので、機能重視で検討。
 ① カットリッジはMM、MC含めて3種類所有しているため、MM、MCのフォノイコライザー内臓が第一の条件。
 ② レコードにより普及版と重量版があり、厚みが異なるためアームの高さ調整が欲しい。
 ③ ベースの箱がある程度しっかりしていること。
 ④ ターンテーブル部分がアルミではなく、しっかりした素材であること。


オーディオテクニカ LP7


 上記の条件で検討した結果、オーディオテクニカ製のLP7(上記写真)を選択しました。

 黒一色のシンプルな作りでが、MM、MCフォノイコライザー内臓で実売価格が諸経費込みで7万5千円、上記の条件もクリアしています。

 ティアック製と競合する価格帯ですが、MCフォノ内臓で、アームの高さ調整が可能であった点、またレコード用のアクセサリーを現在もラインナップしている点が決め手となりました。

 カートリッジもMMですが、最初からついており、セッティングも非常に簡単で、届いたその日から音出しをすることができました。
 
 そのままの状態で聴いた音は、低域の響きにだぶつきがあり、高域がちょっとはしゃぐような印象がありましたが、インシュレーターを足に挟み、フォックのターンテーブルシート1ミリ厚を敷いたところ大分改善されています。

 現在、この状態でレコード鑑賞を楽しんでいます。高級機には遠くおよびませんが、音楽ファンが音を楽しむレベルには十分達していると思います。

 ちょっと古い話で恐縮なんですが、40年ほど前、5万9,800円のフロア型3ウェイスピーカーが流行った時期があり、レコードプレーヤー、カセットデッキ、プリメインアンプも5万9,800円出せば、とりあえず音楽が聴けるレベルだったんです。

 結構みんな、この値段でそろえて満足してました。

 今回、これらの機材を揃えて、音楽ファンとして楽しめるレベルかなと思った時、40年前の5万9,800円レベルの機材を現在集めたら、こんな感じかなと思った次第です。

 このブログが、音楽ファンの方の機材選びの参考になれば幸いです。

 
  


Posted by amatou at 14:49Comments(0)音楽ファン